そこに愛はあるか?


そこに愛はあるか?

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From林 俊一

東京オフィスより

 

テレビを見る習慣はほとんどないが

それでも何気に見てしまう時がある。

 

ペットを売らないペットショップという

話を先日のある番組の放映で見た。

 

このペットショップは

何かの事情で飼い主と離れ離れになったペットと

新たな飼い主とを結びつけるサービスを展開している。

 

ただ、この飼い主と離れ離れになったペットというのが

実は様々な事情を抱えていたりするらしい。

 

一人暮らしの飼い主が亡くなったり、

捨てられたり・・・

中にはひどい扱いを受けていたペットなど

その状況はそれぞれで・・

 

理由は様々であっても・・

何かに怯え、

心を開かないペットが大半を占める。

 

かつては飼い主に可愛がられていたペットが、

人、人間そのものを信用できなくなっている。

 

ケージの中で、人が手を差し伸べても、

見向きもしないし

目を合わせようとしない・・・

その姿は警戒心に満ちている。

 

そういう中で新たな飼い主を探し、

引き取ってもらえるまでの過程、プロセス

は一言で言えるほど簡単ではないし、

 

それはペット、動物への愛情なくしては

成り立たないもだと痛感させられた。

 

ペットとの信頼構築のため

どんな状況をも受け止め、

辛抱し、少しずつ、

まさに階段を一歩ずつ一歩ずつ

登っていくかのよう。

 

毎日毎日、スタッフがペットに寄り添い、

声かけをして、触れ合い、

心からの愛情を持って接する。

 

本当に1日1日、動物達が

徐々に心を開いていく様子は

とても感動的。

 

ペットたちの表情はやがて

生き生きとし始め・・

スタッフ達や次の飼い主候補の方々と

散歩や運動をするまでになる。

 

人との信頼関係が生まれ、それが強固になって

新たな飼い主の元に引き取られていく。

 

ペットショップの担当の方曰く・・

大事なことは・・・

無理をしないこと、

寄り添っていくこと、らしい。

 

結局、人間も動物も信頼関係を

結ぶことにおいては同じなんだろう。

 

これを営業の場面ということ

に置き換えてみた。

 

お客様にとって営業=売る人というイメージは根強い。

売られるのではないか?という不信感、警戒心がある。

 

これがある限り、本当に欲しいというお客様以外は

興味、関心があってもなかなか

心を開いてはもらえないだろう。

 

だが、信頼関係が生まれ

それが強くなり・・

 

本音を語ってもらうことができれば・・

心を開いてもらうことができれば・・

 

お客様はなぜ興味、関心を持たれたのか?

その興味、関心がどの程度のものなのか?

を本音で語ってもらえる確率はとても高くなる。

 

その結果、営業という枠を超えて、

コンサルタント、アドバイザー

という自信に溢れた立場になれるのではないだろうか。

 

そのためには

愛情を持って接し・・

相手に寄り添い・・・

 

どのように自分が

目の前の人の役に立てるか?

を明確にしていく。

 

このように

丁寧に段階を踏んでいく中で

信頼関係が生まれ、

深まっていくものだろう。

 

言葉を喋れないペットと違い、

人は言葉を発することができる。

 

だからこそ、その言葉に

愛と思いを乗せ、

 

それを発する表情に

その思いが自然に乗って

心と心を繋いでいく・・

 

それこそが人対人との

コミュニケーションのあるべき意味だと思う。

 

質問型は決して言葉だけじゃなく

そんな人と人とを繋いでいくために

 

必要不可欠な心と心の結び合い

とでも言ったらいいだろうか・・

そういうことを可能にしてくれるもの。

 

質問型を習得するキモは人それぞれ。

 

でも間違いなく・・・

 

質問に思いを込めて、

そして愛を込めていくこと

 

これが大切なポイントの一つであることを

改めて確認させられた。