オリンピックを見ていて、改めて強く感じる「普段通り・いつも通り」の偉大な力


オリンピックを見ていて、改めて強く感じる「普段通り・いつも通り」の偉大な力

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From 吉良 洋

大阪オフィスより

 

オリンピックは誰でも知っている通り、

4年に1度しか開催されない。

 

オリンピックの舞台に立つ選手たちは、

その舞台に立つ為に、

4年間という時間の全てを懸けてきたといっても

過言ではないと思う。

 

その晴れの舞台で、

最高のパフォーマンスを発揮できる人と、

そうでない人がいる。

 

選手たちは皆、

飽き飽きするほどルーティンを繰り返し、

基礎トレーニングを繰り返し、

その強靭な基礎力の上に、

新しい技、新しい技術を積み上げて

世界のトップを目指していく。

 

少しのミスが命取りになりかねない体操の世界で、

「絶対王者」と言われ、団体で金メダル、

個人総合で2大会連続金メダルを獲得した

内村航平選手のインタビューが実に印象深かった。

 

前回のロンドンオリンピックの時に

「オリンピックには魔物がいる」と発言していた内村選手に、

「魔物」についての質問があった。

 

その質問に対する内村選手の答えが、

 

「魔物は自分が作っている」

 

「オリンピックの舞台だから」という特別な感じ。

「オリンピックの舞台で最高の演技を」という特別な思い。

「いつもと違う特別な事をやろうとして、魔物に囚われてしまった」

 

というものだった。

 

「だから、オリンピックを特別なものにしない」

「いつもの演技を人生最高の演技にする」

「オリンピックで最高の演技をすることも〝いつもと同じ″になった」

 

これこそがトップに居続けられる秘訣だと思った。

 

営業も全く同じだと思う。

 

質問型営業コンサルタントという立場上、

色々な営業マンの相談を受ける。

 

その相談内容が・・・

 

「説明型営業になってしまって上手くいきません」であっても、

 

「質問を心掛けているんですが上手くいきません」であっても、

 

今の営業スタイルの中で、

トコトン練習を積み重ねている人に出会う事は皆無だ。

 

フルコミッションセールスを始めた29年前。

 

当時は、説明・説得型営業を、青木から教わった。

 

約2時間の青木の営業トークを、

全て文字起こしして、一言一句丸暗記し、

同じようなイントネーションで話せるよう、

毎日欠かさず練習した。

 

帰宅後、妻にお客様役になってもらったり、

誰も相手がいない時は、鏡の前で鏡に映る自分を見ながら。

 

その説明を「ウォーマン」に録音し、

聞き返して、修正点を書き出して、また練習する。

そんな訓練を毎日欠かさず続けた。

 

おかげで、説明型営業ではあったが、

全国でトップクラスの成果を上げれた。

 

どんな事であれ、

新しい技術や何かの習得を目指す時には、

何度も何度も繰り返し練習する。

というのは、自分の中では当たり前になっている。

 

超情報化社会と言える、

現代社会の落とし穴なのかもしれないが、

情報を少し(表面だけ)とって、少し試してダメなら、次の情報・・・

 

こんな事を繰り返し、何ひとつ極まったものがない。

という状況に陥っているケースが多いと感じる。

 

普段出来ない事を・・・

 

「今日は重要な商談だから」

「今日の面談は何としても成果に繋げたいから」

 

といって、出来るはずがない。

 

質問型営業は、人間心理に基づいた原則と、

原則に基づいて質問を進め、深め、

お客様の欲求を引き出し共有し、提案するという

シンプルな構造で出来上がっている。

 

そしてその技術は、僅かな期間、集中して訓練すれば、

誰でも習得できる。

 

その技術は、自分の人生を最高に輝かせてくれる資産となる。

 

「普段通り・いつも通り」が最高のパフォーマンスであれるよう、

訓練を重ねていきたいものである。